香川県高松市の谷口歯科医院。お口の機能と細菌叢から口と全身の健康にアプローチします。

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歯周病の治療

歯周病菌は数種類の細菌による感染症です。当医院ではその原因菌である歯周病菌の遺伝子解析を行い、治療に役立てています。

 

歯周病の原因菌

歯周病との関連が強い細菌は現在10-20種類程度調べられています。これらの菌が人それぞれ複雑な割合で存在し、歯周病を引き起こしていると考えられています。歯周病との関連性の強さから、図のような菌のピラミッドが作られています。特に重度の歯周病と関連がある3菌種をRed complexと呼んでいます。

 

 

 

歯周病菌の遺伝子検査

当医院では、数種類の歯周病菌のうち特に重度の歯周病と関連が強いと言われる4菌種の解析を行っています。

    Red complex 3菌種(Pg,Td,Tf菌) + Aa

解析には、解析センター内にあるリアルタイムPCR機を用います。この機械は、調べたい菌だけが持つDNA配列を増幅し、その増幅量をもとに菌の数を推定することが出来ます。

 

 

治療中に薬の効果が十分に得られていないと判断した場合は、再度菌を採取し菌の減少具合をチェックします。場合によっては、薬を変更します。併設のセンターで解析するため、迅速に対応できます。

 

薬を併用した歯周病の治療

必要に応じて薬を使いますが、一番大切なのは丁寧な歯石除去的確なブラッシングです。

抗菌薬の併用は時に有効です。しかし乱用すべきものではありません
抗菌薬を併用するかどうかを慎重に見極め、できるだけ薬を使わない、使うときにはしっかりと使う治療方針で治療を行っています。
(抗菌薬を併用する一部の治療は保険適用外となります)

抗菌薬(抗生物質)をお出ししています。

・抗菌薬併用が望ましいと判断した場合のみ、歯周病菌検査の結果(種類と数)をもとにお薬をお出しします。

歯周ポケット内に多い菌を調べて初めて薬を選択することができます。 しかし、歯周病菌は歯周ポケットの中でバイオフィルムという巣に守られているため、あまり薬が効きません。そのため、バイオフィルムを道具を使って取り除く必要があります。

[注意] 当医院は、日本歯周病学会の「歯周病患者における抗菌療法の指針」を参考に、歯周病の細菌検査と抗菌療法を行っています。
歯周病の治療に抗真菌薬(抗カンジダ薬)はお出ししていません。詳しくはこちらをご覧下さい。

薬が効いている間に、徹底的に掃除をします。

・薬が効いている約1週間の間に2,3回、繰り返し歯周ポケット内のお掃除を行います。歯石が多い人の場合は、3回かけて徹底的に取り除きます。

薬が効いている間は、歯茎の腫れが引くため、歯の掃除をしても痛みを感じにくくなります。 この間にしっかりと歯周ポケット内を掃除を繰り返して、薬では除去できないバイオフィルムを丁寧に除去していきます。

・歯周ポケットの掃除をしていると患者さん自身が磨きにくい部位がよく分かります。
それを改善できるよう磨き方、フロス・歯間ブラシなどの効果的な使い方をその都度説明しています。

時間をかけたブラッシングよりも、的確なブラッシングができるように繰り返しご説明します。

大切なのはメインテナンスとセルフケアです。

どんなにしっかりと歯科医院で治療を行っても、これら歯周病菌はもともと常在菌ですので再度増えてくる可能性が十分にあります

歯周病菌が再び増えてこないように、定期的な歯科医院での点検・清掃(メインテナンス)、そして毎日の歯磨き、歯間ブラシ、フロスが絶対に必要です

細菌バランスは、加齢や生活習慣の変化等の影響を受けます。負担にならない範囲で、定期的に歯周病菌を調べることをお奨め致します。

そのほか、噛み合わせなど歯周病を悪化させる因子の除去を行います。