香川県高松市の谷口歯科医院。お口の機能と細菌叢から口と全身の健康にアプローチします。

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口腔微生物検査・遺伝子解析

谷口歯科医院では、併設の口腔常在微生物叢解析センターで、さまざまな口腔微生物の検査、解析を行っています。
検査・解析の設備を備えることにより、迅速かつ比較的安価に結果を得られるだけでなく、必要に応じた検査によって治療方針の変更など柔軟に対応できるようになりました。 大学で口腔微生物学の研究に従事していた経験を活かし、科学的な根拠に基づいて検査結果を活用しています。


口腔細菌叢(口内フローラ)のメタゲノム解析

唾液や歯周ポケット(歯周病菌)、デンタルプラーク等に存在する細菌を丸裸にできる最新の研究手法が”メタゲノム解析”です。
世界の歯科医院に先駆けて導入した次世代シークエンサーを用いて、口腔細菌叢の解析に取り組んでいます。詳しくは、こちらのページをご覧下さい。

 

現時点で、細菌叢解析の結果を利用するのに十分なエビデンスが得られていません。
谷口歯科医院では、メタゲノム解析の結果を歯周病の治療、感染根管の治療の参考にしています。
また、妊娠出産予定の方や全身麻酔で手術予定の方には、できるだけ間に合うように解析結果をお届けしています。

 

歯周病菌の遺伝子定量解析

リアルタイムPCR・デジタルPCRによって歯周病菌の遺伝子を検出しています。
それぞれの歯周病菌が持つ病原因子をターゲットとして検出するため、より病態を反映した結果が得られます。
また、必要に応じてメタゲノム解析で細菌叢全体を明らかにしています。
歯周病の検査と治療については、こちらをご覧下さい。

※日本歯周病学会の「歯周治療における抗菌療法ガイドライン」を参考に検査・治療を行っています。

根管細菌の培養検査

歯の根っこの先にできた膿の袋には無数の細菌がいます。その細菌を取り出し、様々な培地で培養することができます。
培養した菌に対して、有効なお薬はどれか薬剤感受性試験を行い、使用するお薬を選択することができます。

ただし、培養できる菌のみしか評価できません。培養できない菌はメタゲノム解析で検出できます

 

 

虫歯菌の遺伝子検査

虫歯菌の代表であるミュータンス菌を検出しています。実際には、既知の虫歯菌では説明がつかないことも少なくありません。

既知の虫歯菌が多くなおかつ虫歯が多い場合は、念入りな口腔衛生指導とフッ素塗布を行っています。
ご希望があれば、マウスピースを用いた虫歯菌の除菌(3DS)も行います。

3DS除菌法とは専用のマウスピースに薬剤を注入し、歯の表面に生息する虫歯菌の除菌を行うものです。
菌叢への影響、効果や有効期間に未知な点が多いため、あまりお勧めはしていません。お気軽にご相談ください。

カンジダ菌の培養検査

唾液中のカンジダ菌を培養法にて検出しています。培養法を用いているためカンジダ菌の数を数字で表すことができ、治療の効果を客観的に判定できます

唾液をカンジダ用培地で培養した結果です。一つ一つの粒々がカンジダ菌のコロニーです。色の違いはカンジダ菌の種類の違いです。
シャーレが埋め尽くされるほど、多く検出される人もいます。

これらカンジダ菌が、唾液とともにお腹に入ったり、誤って気管に入れば肺に到達し、時に食道カンジダ症、カンジダ性肺炎の原因となります。お口の中のカンジダ菌を減らすことができればそのような危険性を低下させることができます。

詳しくはこちらをご覧下さい。

口腔内ピロリ菌の検査

胃に生息し胃がんの原因になるピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、口にも生息し唾液を介して感染すると考えられています。

口に生息するピロリ菌についてはインドやパキスタンなどでよく研究されていて、歯周治療によって胃のピロリ菌までがいなくなったという論文がありますが、日本では口のピロリ菌、歯周治療との関連についてはほとんど研究されていません。

そこで谷口歯科医院で希望する患者さんの唾液と歯周ポケットから、ピロリ菌の検出を試みたところ、ピロリ菌が検出された例もありましたが、ほとんど検出されませんでした。衛生環境の整った日本では、口腔内にピロリ菌が常時検出される環境にはないのかもしれません。

(偽陰性率が高い=見逃しにつながるため)口のピロリ菌の有無で胃のピロリ菌の有無を判定することはできませんが、胃の中にピロリ菌がいてなおかつお口の中からも検出される場合は、内科での除菌と同時に歯周ポケット内の洗浄などが有効だと考えています。

 

その他口腔細菌の遺伝子検査、培養検査

全身疾患との関連が強い様々な口腔常在菌の検出を行っています。(肺炎の原因菌、ピロリ菌など)
培養やリアルタイムPCR,デジタルPCR,次世代シーケンサーなどを活用しています。